インディーズ2ndアルバム。
「させないで」「イジワルな天使よ 世界を笑え!」「ハチミツ」「犬になる」「ロージー」
6曲目はブランクで7曲目に隠しトラックで「れんげ畑」が収録されています。
帯にはは「メロディと遊ぶ声」とキャッチフレーズのようなものが書かれています。
ブックレットには矢口清治さんが寄せた以下のようなメッセージが載っています。
これまでに直接会って話を聴いた偉大なシンガーの一人がヒューイ・ルイス。
彼がしてくれた興味深い発言”音楽は空の彼方から舞い降りてくる、ミューズからの贈りものだ”大きな謎。
すばらしい音楽を創り出す人々とそうでない我々とはどこがどう違うのか。
ミューズの贈りものが届くかどうか、それを受け止める状態にその人があるかどうか。
ヒューイは違いをそんな風に伝えたかったような気がする。
ミューズとはギリシャ神話の芸術・美の女神でミュージックの語源でもある。
aikoの歌を耳にするとき、僕はそこにミューズの存在を感じる。贈りものが届いたのである。
aikoの歌には彼女が居る。声は感情を運ぶ器となり、聴く者はその中に様々な“自分自身”を見つけ出し、
ひとつになれるのだ。aikoは自由だ。スタイルに縛られず、歌の形をとって外に現れた自分の感情次第で
あらゆるタイプを可能にする。そしてそのいずれもがaikoなのだ。しかも彼女はまだまだ完成していない。
もちろんこれは最大級の期待を込めての言葉である。
ずっと歌っていてほしい。
1998年5月10日 記 矢口清治
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